イラストレーターを使っている人の中に画像を頻繁んい扱う人がいると思います。そこで画像を埋め込む方法など基本的なことからリンク配置との違いや出来ないときの対処法など詳しく解説していきます。
目次
画像の埋め込み手順
それでは画像を埋め込む方法を手順に沿って見ていきましょう。
まず配置する画像を決めていきます。メニューバー>ファイル>配置からでも出来ますが、ショートカットを使うと一瞬でファイルを開けるので便利ですよ。
このようにファイルやフォルダが出て来ます。
フォルダの中から配置する画像を選んで選択します。(ダブルクリックで配置されてしまうので1度だけクリックして選択しましょう。)
配置する画像を選択した状態で左下のオプションボタンをクリックします。
上の図解を参考に自分に該当する項目にチェックを入れます。
埋め込み配置の場合はリンクのチェックを外します。
設定が終わったら配置をクリックします。
好きなところにドラッグして好きな大きさに調節します。これで配置が完了しました。
画像の配置(埋め込み配置、リンク配置)はたったこれだけの手順で完了します。ですが、まだ皆さんの心の中のモヤモヤは取れていないと思います。
次に画像の埋め込みに関する最大の疑問である埋め込み配置とリンク配置との違いについて見ていきましょう。
画像の埋め込み配置とリンク配置との違いは?
画像の配置方法である埋め込みとリンク・・・それぞれの違いを1つ1つ見ていきましょう。
見た目の違い
埋め込み配置とリンク配置以外全て同じ画像を2つ並べました。リンク配置は画像に大きなバツマークが目印になります。
容量の違い
横幅578×縦385pxの写真を用いて容量を実際に比較したところ埋め込み配置の方がリンク配置に比べて2倍ほど容量が大きくなることが分かりました。
更に枚数や種類を換えて検証してみると、次のような結果になりました。
- 埋め込み配置:種類関係なく画像の枚数が増えていけばいくほど比例して容量も大きくなる
- リンク配置:枚数よりもリンク先の数で容量が決まる。リンク先が違ければ、違う分だけ比例して容量が大きくなる
埋め込み配置とリンク配置はなんで容量が異なる原理はインターネットの仕組みに似ています。
リンク配置というのは、https://fukumarudesu.com/archives/20495やhttps://fukumarudesu.com/archives/20455に似ていて、リンク数で容量が決まるのではなく異なるリンクの数で容量の大きさが決まります。1度だけ読み込んでしまえば同じリンクがいくつあっても関係ありませんからね。
しかし、埋め込み配置というのは
1枚1枚画像データとして埋め込まれていくのでリンク先に関係なく画像の枚数が多くなればなるほど容量(ファイルサイズ)が大きくなるんです。
自由度の違い
自由度の高さに関しては埋め込み配置よりもリンク配置の方が圧倒的に高くなります。
- 埋め込み配置:画像データそのものが埋め込まれるのでリンク元を加工・編集しても反映されない
- リンク配置:リンク元を参照した配置だからリンク元を加工・編集されると自動的に反映される
リンク元は画像ファイルのタイトルそのままの名前になっています。
そして、試しにリンク元である画像を編集してみると・・・
このようにリンク元が変わるとイラレ上のリンク配置した画像も自動的に変わりました!
実際にリンク元を編集するとこのように更新を促す警告が表示されます。はいを押すと画像が自動で更新され変化します。
リンク元の画像を消すと、違う画像を置き換えるか無視してそのままにするかの2択の選択肢を与えられます。
リンク配置と埋め込み配置との違いまとめ
埋め込み配置 | リンク配置 | |
---|---|---|
見た目 | 変わらない | 画像に大きなバツマーク |
容量(ファイルサイズ) | 大きい | 小さい(埋め込み配置の約半分) |
自由度 | 低い | 高い |
- リンク元の画像管理がしっかり出来る状態
- イラストが複雑で出来るだけファイルを軽くしたい
- 頻繁にリンク元を編集して微調節したい
- 埋め込み画像かリンク画像どちらか迷っている:リンク画像の場合後から埋め込み画像にすることができます。
リンク画像を埋め込み画像に変換する方法
アートワークファイルを軽くするために始めはリンク画像で全て画像を配置して後から埋め込み画像に変換したいという人に使えるリンク画像から埋め込み画像に変換するテクニックをご紹介していきます。
これで埋め込み画像に変換されました。
リンク配置のリンク元の画像をIllustratorで編集する方法
リンク画像のリンク元を編集したい人はリンク画像を選択した状態でコントロールパネルにあるオリジナルを編集ボタンをクリックします。
すると、リンク元の画像を作成したアプリケーションが自動的に立ち上がるので編集することができます。
選択ツールを選びOption(Alt)をクリックした状態でリンク画像をダブルクリックすることでリンク元の画像を作成したアプリケーションが開きます。
配置した画像はリンク?埋め込み?確認する方法
:リンク元画像の変更結果が反映されていないリンク画像
:埋め込み画像
- アイコンなし:正常なリンク画像
これでいくら沢山画像があっても一瞬で画像の不具合を発見できたり、埋め込み画像・リンク画像の区別をできるようになります。
画像の埋め込みが出来ないときの確認事項
画像の埋め込みが出来ないときは次の項目を確認してみてください。
- 配置する画像がリンク画像になっている
- リンク元の画像変換が反映されていない:リンクパネルからリンク元を再設定する
配置する画像がリンク画像になっている
画像を配置するとき、リンクにチェックが入っているとリンク画像で埋め込み画像になれない原因です。配置する時にチェックを外して埋め込み画像にしましょう。
リンク元の画像変換が反映されていない
リンク元の画像変換がリンク画像に反映されていない場合、埋め込みボタンが機能しないので注意しましょう。
ほとんどの場合、リンク元のファイル名とイラストレーター上の画像ファイル名が異なっているのでリンクを再設定すると埋め込みができるようになりますよ。
まとめ
画像の埋め込みの手順からリンク配置と埋め込み配置の違い、出来ないときの対処法など埋め込みに関することを全てご紹介しました。
画像を使用する時に頭の片隅に入れて当記事を参考にすることで徐々に感覚をつかめてくると思います!
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