【Illustrator】レイヤーとは?使い方から便利な活用方法まで徹底解説

知らなくても意外と使えるけど・・・使い方を知っているだけで100倍作業効率が上がり便利になる”レイヤー”の使い方についてどこよりも分かりやすく解説していきます。

使わなくても作れるけど・・・知っておくと使わずにはいられないレイヤーパネル!
これがレイヤーパネル

レイヤーをうまく使いこなせるとこんな良いことがある!

レイヤーとは?

一言でいうと?

複雑になればなるほどありがたみを感じるオブジェクトを整理整頓するための機能

レイヤー(Layer)は日本語訳をすると、”層”という意味になるんですがレイヤーはその通り”重なり”についての機能になります。(Illustratorのレイヤーに明確な定義はありません。) Illustratorでイラストを作成していると・・・初めの方は少ないオブジェクトで作りたいものを作れるかもしれませんが、長時間かかるような作品を作る場合はどうしてもオブジェクトの数や前後の関係性が半端ないことになってしまいますよね。

レイヤー1つ(1つの重なり)だけで作った場合・・・

レイヤーを複数作った場合・・・

完全に下の方が使いやすいよね!レイヤーの中で重なり順を変えたりできるから複雑な作品になればなるほどレイヤーは便利になる!
そこでレイヤーの使い方を理解しておくことで作品の中でのオブジェクトの前後の関係性だったり、間違った操作が圧倒的に少なくなって作業効率が見違えるように向上します。 レイヤーの厄介なところは・・・『これがレイヤー』というように動くものでも名称でもなく言葉として理解をするよりも感覚として理解した方が分かりやすいと思います。まぁ強いていうなら、重なり合っている状態のことをレイヤーとして理解している人がほとんどです。

実際にレイヤーを図解を使って説明していくよ。感覚で理解していこう。
こちらに3つのオブジェクト(四角、丸、三角)がありますが・・・今この3つのレイヤーの状態は直感的に理解できると思います。 上から順番に三角、丸、四角が重なっている状態(レイヤー)ですね。 この状態の編集したり、(前後の関係を)入れ替えたり、別のレイヤーを作ったりするのが画面右側にあるレイヤーパネルでできる機能になります。 とりあえず・・・レイヤーについての言葉としての理解はここまでで大丈夫です。これ以上変に知識を入れると混乱したり複雑になったりするので、あとは使い方を理解してレイヤーを感覚的に使いこなせるようにしていきましょう。
MEMO
1つのオブジェクト=1つのレイヤーになる訳ではないので注意が必要になります。 レイヤーを何も操作しないと1つのレイヤーに大量のオブジェクトが重なってしまう状態になるので、複数のレイヤー(例:顔の場合目パーツ、口パーツ、鼻パールのように)を生成することで操作性をあげることができます。

レイヤーパネルの使い方

レイヤーで行える基本的な操作としては、

  • 新規レイヤーの作成
  • 重なり順の変更
  • レイヤーの複製と削除
  • レイヤーの結合
になります。1つ1つの操作と効果を見ていくんですが・・・まず、レイヤーパネルの見方を解説していきます。

レイヤーパネルの見方と名称

画面右側の方がプロパティとアートボードと一緒に”レイヤー”という項目があると思います。これがレイヤーパネルになります。 もしも出てこない人がいたら”メニューバー>ウィンドウ>レイヤー”(F7ボタンでもOK)でレイヤーパネルを表示させましょう。 レイヤーパネルの使い方は下のようになります。

  • 目のマーク:オブジェクトの表示・非表示をクリックで切り替え
  • 鍵マーク:特定のオブジェクトをロックの切り替え
  • 丸マーク:選択するとそのオブジェクトが選択される
基本的なレイヤーパネルで行う操作は上のようになります。ここからはレイヤーに関する操作について見ていきましょう。

ここからが実際にレイヤーの変更・編集を行う操作になるよ

レイヤーパネルで重ね順を変更できる

イラストレーターを使い始めてから半年近く・・・ずっとメニューバー>オブジェクト>重ね順でオブジェクトの前後関係を管理していた僕にとっては、レイヤーパネルで重ね順が変更できることは”革命”でした。

ただ単に無知だっただけ・・・けど、2倍以上に作業効率が上がったことは間違いないよ!
特定のレイヤーを構成しているオブジェクトは上から下に並んでいますが、その順番で上から重なっています。 このオブジェクトを好きな位置にドラッグをすることで重なり順を変更することができます。

新規レイヤーで新しいレイヤーを作成する

”レイヤーパネル右上をクリック>新規レイヤーを作成”で、新たなレイヤーの名前やカラー(判別がしやすいように)を設定すると・・・ このように新しいレイヤーを作成することができます。好きなようにレイヤー分けをしてもらっていいんですが・・・個人的には、このように作る作品のパーツごとにレイヤーを分けることで区別しやすく混乱を防げます。

しかも、レイヤーのカラーごとに選択したときの色も下のように変わってくれるから見やすいよね

レイヤーの複製・削除

レイヤーパネル右上>”レイヤー名”を複製or”レイヤー名”を削除を使うことでレイヤーを増やしたり消したりすることができます。 実際にレイヤーの複製を行なった結果として下の例として鼻のコピーというレイヤーが作成されました。

レイヤーの結合

複数作ったレイヤーを『やっぱり、1つのレイヤーにまとめたい』となったらレイヤーパネル右上をクリックして”すべてのレイヤーを結合”と選択すると今まで作ったレイヤーが1つにまとまります。

シーケンス

サブレイヤーに分配(シーケンス)をクリックすると、メインのレイヤーの下階級にそれぞれのオブジェクトが別々のレイヤーとして分配されます。

今回の場合だと”鼻”のレイヤーの下に楕円形のレイヤー、楕円形のレイヤー、多角形のレイヤーが分配されるよ

ビルド

ここが結構くせ者で・・・シーケンスと何が違うんだと思うかもしてません。ビルドもシーケンスと同様にレイヤーの下の階級に別々のレイヤーとして分配されるんですが、 ビルドの場合は元のレイヤーから1つずつ重なりの上から順番にオブジェクトが減りながらレイヤーを構築しているといったイメージです。

シーケンスとビルドの違いは下にまとめたよ
同じ鼻というレイヤーでもシーケンスとビルドでの”サブレイヤーに分配”を変えることでレイヤーの構成が変わります。
MEMO
シーケンスとビルドのサブレイヤーに分配に関してはFlashアニメーション作成をするときに有効になります。 アニメーション作成に興味がある人はIllustrator公式サイトをご覧ください。 アニメーションの作成

レイヤー編集をもっとスムーズにするショートカット:中級者〜

レイヤーの使い方に慣れてきたり作品がどんどん複雑でオブジェクトやレイヤーをたくさん使わなければいけなくなってくると・・・どうしてもいちいちレイヤーパネルを開いたりするのが面倒に感じる人も多いと思います。 レイヤーの機能や使い方をある程度覚えた人はぜひショートカットを覚えて更にスムーズで直感的な操作を身につけましょう。

新規レイヤーの作成/Mac:Command+Option+L,Windows:Ctrl+Alt+L

新しくレイヤーにオブジェクトをまとめたいときは上のショットカットキーを使うことで一瞬でレイヤー名前とカラーを設定してレイヤーを追加することができます。

特定のオブジェクトを1つ前面に移動/Mac:Command+],Windows:Ctrl+]

特定のオブジェクトを1つ背面に移動/Mac:Command+[,Windows:Ctrl+[

特定のオブジェクトを一番前面に移動/Mac:Shift+Command+],Windows:Shift+Ctrl+]

特定のオブジェクトを一番背面に移動/Mac:Shift+Command+[,Windows:Shift+Ctrl+[

選択しているオブジェクトをロック/Mac:Command+2,Windows:Ctrl+2

選択しているオブジェクト以外のオブジェクトを全てロック/Mac:Shift+Option+Command+2,Windows:Shift+Alt+Ctrl+2


他のツールのショートカットや機能はこちらの記事で確認

【Illustrator】ツールバーの使い方まとめ:名称と機能、ショートカットまで全て解説

【Illustrator】画面の見方と名称:それぞれのパーツの使い方や特徴をどこよりも分かりやすく紹介