知らなくても意外と使えるけど・・・使い方を知っているだけで100倍作業効率が上がり便利になる”レイヤー”の使い方についてどこよりも分かりやすく解説していきます。
レイヤーをうまく使いこなせるとこんな良いことがある!
目次
- 1 レイヤーとは?
- 2 レイヤーパネルの使い方
- 3 レイヤー編集をもっとスムーズにするショートカット:中級者〜
- 3.1 新規レイヤーの作成/Mac:Command+Option+L,Windows:Ctrl+Alt+L
- 3.2 特定のオブジェクトを1つ前面に移動/Mac:Command+],Windows:Ctrl+]
- 3.3 特定のオブジェクトを1つ背面に移動/Mac:Command+[,Windows:Ctrl+[
- 3.4 特定のオブジェクトを一番前面に移動/Mac:Shift+Command+],Windows:Shift+Ctrl+]
- 3.5 特定のオブジェクトを一番背面に移動/Mac:Shift+Command+[,Windows:Shift+Ctrl+[
- 3.6 選択しているオブジェクトをロック/Mac:Command+2,Windows:Ctrl+2
- 3.7 選択しているオブジェクト以外のオブジェクトを全てロック/Mac:Shift+Option+Command+2,Windows:Shift+Alt+Ctrl+2
レイヤーとは?
一言でいうと?
複雑になればなるほどありがたみを感じるオブジェクトを整理整頓するための機能
レイヤー(Layer)は日本語訳をすると、”層”という意味になるんですがレイヤーはその通り”重なり”についての機能になります。(Illustratorのレイヤーに明確な定義はありません。) Illustratorでイラストを作成していると・・・初めの方は少ないオブジェクトで作りたいものを作れるかもしれませんが、長時間かかるような作品を作る場合はどうしてもオブジェクトの数や前後の関係性が半端ないことになってしまいますよね。
レイヤー1つ(1つの重なり)だけで作った場合・・・
レイヤーを複数作った場合・・・



レイヤーパネルの使い方
レイヤーで行える基本的な操作としては、
- 新規レイヤーの作成
- 重なり順の変更
- レイヤーの複製と削除
- レイヤーの結合
レイヤーパネルの見方と名称
画面右側の方がプロパティとアートボードと一緒に”レイヤー”という項目があると思います。これがレイヤーパネルになります。 もしも出てこない人がいたら”メニューバー>ウィンドウ>レイヤー”(F7ボタンでもOK)でレイヤーパネルを表示させましょう。
レイヤーパネルの使い方は下のようになります。
- 目のマーク:オブジェクトの表示・非表示をクリックで切り替え
- 鍵マーク:特定のオブジェクトをロックの切り替え
- 丸マーク:選択するとそのオブジェクトが選択される
レイヤーパネルで重ね順を変更できる
イラストレーターを使い始めてから半年近く・・・ずっとメニューバー>オブジェクト>重ね順でオブジェクトの前後関係を管理していた僕にとっては、レイヤーパネルで重ね順が変更できることは”革命”でした。


新規レイヤーで新しいレイヤーを作成する
”レイヤーパネル右上をクリック>新規レイヤーを作成”で、新たなレイヤーの名前やカラー(判別がしやすいように)を設定すると・・・
このように新しいレイヤーを作成することができます。好きなようにレイヤー分けをしてもらっていいんですが・・・個人的には、このように作る作品のパーツごとにレイヤーを分けることで区別しやすく混乱を防げます。

レイヤーの複製・削除
レイヤーパネル右上>”レイヤー名”を複製or”レイヤー名”を削除を使うことでレイヤーを増やしたり消したりすることができます。 実際にレイヤーの複製を行なった結果として下の例として鼻のコピーというレイヤーが作成されました。
レイヤーの結合
複数作ったレイヤーを『やっぱり、1つのレイヤーにまとめたい』となったらレイヤーパネル右上をクリックして”すべてのレイヤーを結合”と選択すると今まで作ったレイヤーが1つにまとまります。
シーケンス
サブレイヤーに分配(シーケンス)をクリックすると、メインのレイヤーの下階級にそれぞれのオブジェクトが別々のレイヤーとして分配されます。

ビルド
ここが結構くせ者で・・・シーケンスと何が違うんだと思うかもしてません。ビルドもシーケンスと同様にレイヤーの下の階級に別々のレイヤーとして分配されるんですが、
ビルドの場合は元のレイヤーから1つずつ重なりの上から順番にオブジェクトが減りながらレイヤーを構築しているといったイメージです。

レイヤー編集をもっとスムーズにするショートカット:中級者〜
レイヤーの使い方に慣れてきたり作品がどんどん複雑でオブジェクトやレイヤーをたくさん使わなければいけなくなってくると・・・どうしてもいちいちレイヤーパネルを開いたりするのが面倒に感じる人も多いと思います。 レイヤーの機能や使い方をある程度覚えた人はぜひショートカットを覚えて更にスムーズで直感的な操作を身につけましょう。
新規レイヤーの作成/Mac:Command+Option+L,Windows:Ctrl+Alt+L
新しくレイヤーにオブジェクトをまとめたいときは上のショットカットキーを使うことで一瞬でレイヤー名前とカラーを設定してレイヤーを追加することができます。
特定のオブジェクトを1つ前面に移動/Mac:Command+],Windows:Ctrl+]
特定のオブジェクトを1つ背面に移動/Mac:Command+[,Windows:Ctrl+[
特定のオブジェクトを一番前面に移動/Mac:Shift+Command+],Windows:Shift+Ctrl+]
特定のオブジェクトを一番背面に移動/Mac:Shift+Command+[,Windows:Shift+Ctrl+[
選択しているオブジェクトをロック/Mac:Command+2,Windows:Ctrl+2
選択しているオブジェクト以外のオブジェクトを全てロック/Mac:Shift+Option+Command+2,Windows:Shift+Alt+Ctrl+2
他のツールのショートカットや機能はこちらの記事で確認
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