色や柄、グラデーションを全て管理できるオブジェクトの”色”に関する”スウォッチパネル”の使い方が分からない人のために世界一わかりやすく使い方や登録方法、読み込み方法まで図解とともに解説していきます。
目次
スウォッチとは?
一言でいうと・・・
色や柄を手軽に保存をしていつでも使える手間を省ける便利なパネル
スウォッチとは、カラーや農道(色合い)、グラデーション、パターンに名前を付けたものです。ドキュメントに関連付けられたスウォッチはスウォッチパネルに表示されます。スウォッチパネルの表示方法には個別表示とグループ表示があります。引用:Adobe公式サイトより
イラストを作成している人は必ずと言っていいほど色や柄を使うと思いますが・・・1度作った色を保存しないで消してしまったとき、もう一度出したいと思ってもなかなか作るのは珍しいですよね。
それを保存していつでも取り出すことができる機能がスウォッチです。 他にも
- 世界各地のイラストレーターのデザインを一瞬で保存できる
- 自分のスキルじゃ作れないデザインを表現できる
- 使う質感別でカラーや柄を保存しておくことができる
といったように・・・よく使っているけど、意外と知られていない機能がたくさんある便利なパネルが”スウォッチパネル”なんです。
スウォッチパネルの隣にあるこちらのパネルは”カラーミキサーパネル”です。
数値を入力して色を出したり直感的に色を選びたいときに使うパネルになります。
スウォッチパネルを出す方法
- メニューバー>ウィンドウ>スウォッチ
- オブジェクトを選択ツールでタップして塗りをクリック
2つもしっかり同じスウォッチパネルなので・・・大丈夫です。
メニューバー>ウィンドウ>スウォッチ
オブジェクトを選択ツールでタップして塗りをクリック
スウォッチパネルの使い方
まずは基本的なスウォッチパネルの使い方
- スウォッチライブラリメニュー
- Colorテーマパネルを開く
- 現在のライブラリに選択したスウォッチとカラーグループを追加
- スウォッチの種類メニューを表示
- スウォッチオプション
- 新規カラーグループ
- 新規スウォッチ
- スウォッチを削除
の①~⑧を分かりやすく解説していきます。
前提として覚えていきたいのは・・・スウォッチパネルというのは”1つ1つの柄や色=スウォッチ”がたくさん集まったものということだけ頭に入れておくと理解しやすいです。
①.スウォッチライブラリメニュー
スウォッチライブラリーメニューで出来ることは・・・
- お祝い、キッズ、Webなどのテーマに沿った色や柄を選択できる
- その他のライブラリからダウンロードした色や柄が使える
- 自分の使っているスウォッチパネルを保存できる
の3つです。
テーマをクリックするだけでたくさんのカラーが表示されるので自分の好きなカラーを使いましょう。
>> もしも気に入ったカラーをデフォルトのスウォッチパネルに追加したい人はこちら
デフォルトでスウォッチパネルに表示されている・・・種類の倍以上は余裕で使うことができます。
よりリアルな表現やこだわりを強く作品を使いたい人は使うのもいいですが・・・初心者の人はかなり種類が多くどのテーマがどんな感じのカラーなのか?柄なのか?は時間をかけて慣れていく必要があります。
パネルの三本線マークをタップして固定をオンにすることでIllustratorを起動するたびに表示させることができます。
ずっと表示されるようになる!
そして・・・”その他のライブラリ”をクリックすると、自分のファイルからダウンロードしたファイルを読み込んでカラーを使うことができます。
>> 他のサイトでダウンロードをしたカラーを使う方法はこちら
スウォッチを保存をクリックすると現在のスウォッチパネルの情報を保存することができるんですが・・・ほとんど使うことはないので、頭の片隅に入れておきましょう。
②.Colorテーマパネルを開く
Colorテーマパネルはほとんど使うことがないですが自分の好きな色をより繊細に作成したり探索をしたりすることができます。
詳しい説明はAdobe公式サイトに記載されているので、ぜひ参考にしてください。
参考 Adobe Color テーマパネルの使用Adobe③.現在のライブラリに選択したスウォッチとカラーグループを追加
別のデバイスなどでライブラリを作成するときに共有する機能になります。共有用なので基本は使うことがありません。
参考 Illustrator の Creative Cloud ライブラリAdobe④.スウォッチの種類メニューを表示
- すべてのスウォッチを表示
- カラースウォッチを表示
- グラデーションスウォッチを表示
- パターンスウォッチを表示
- カラーグループを表示
の5つのパターンがありますが、これはスウォッチパネルに表示させるスウォッチの種類を整理するための機能です。
⑤.スウォッチオプション
選択したスウォッチの色やカラータイプなどを変更するときに使います。
⑥.新規カラーグループ
スウォッチパネルの中に下のようなファイルがあると思いますが・・・このファイルを新しく作る機能になります。
イラスト作成の時に使うテーマにそって自分の好きなように色分けすることができる機能になります。
⑦.新規スウォッチ
新規スウォッチはデフォルトのスウォッチパネルに新たなスウォッチを追加する機能になります。
ただ自分でRGBやグレースケール、HSBなどを使って色を決めていくのであんまり慣れていない人はこの方法でスウォッチを追加するのはおすすめできません。
⑧.スウォッチを削除
選んだスウォッチをパネルから削除します。
スウォッチパネルの右上の三本線を開いても同じような機能を使うことができます。
スウォッチパネルにスウォッチを登録する方法(オブジェクト編)
手順通りに説明していくので、順番に沿って一緒に試してください。
まず適当にオブジェクトを出していきます。
- 色
- グラデーション
こんな感じでグラデーションをつけていきます。
【Illustrator】複雑なグラデーションを作ってより立体感のあるイラストを作る方法そしたらアピアランスから”スウォッチパネル”を開きます。
そしたら左上に現在選択ツールで選択しているオブジェクトのカラー・柄の状態が表示されているのでこれをスウォッチパネルの中にドラッグします。
スウォッチパネルにスウォッチを登録する方法(ダウンロード編)
次は他のサイトなどからダウンロードをしたカラーやグラデーションをスウォッチパネルに登録する方法をご紹介していきます。
【フリー素材/100種類以上】イラストレーターのスウォッチに登録すべきグラデーション
もしも他にグラデーションをダウンロードしたいページを探している人はDEVIANT ARTという海外のサイトがオススメです。 世界中のイラストレーターが作ったグラデーションをダウンロードをして使うことができますよ!
参考 トップページDEVIANT ART”スウォッチパネル>スウォッチライブラリメニュー>その他のライブラリ”を開く。
そしたら、先ほどダウンロードしたファイルをダウンロードしましょう。
するとこのようにダウンロードしたファイルが表示されるので、自由に使えるようになります。
もしもデフォルトのスウォッチパネルに登録したい人はスウォッチパネルにそれぞれの色をドロップすることで登録ができます。
まとめ
スウォッチパネルの使い方や登録方法、読み込み方法まで図解で説明しました。
使い慣れてくるとかなり作業スピードが上がるのでぜひ覚えておいてください。
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