Illustratorでどんなことができるの?実際にIllustratorで作られた作品をご紹介

Illustratorって何?どんなことができるの?と自分のやりたいことをIllustratorで作ることができるか悩んでいる人はたくさんいると思います。 そこで何も分からない人でも”Illustratorでこんなことができるよ!”といったことをまとめていきたいと思います。

IllustratorはPhotoshopと混乱しがち

Illustratorとよく比較されるのがPhotoshopというこれまたAdobeが出している写真加工ソフトなんですが・・・IllustratorとPhotoshopを実際に使ってみるとできることや向いている人が全く違ってきます。

でも相性がいいから両方組み合わせて使う人が多いよ!
実際にAdobeの公式サイトでも・・・IllustratorとPhotoshopの違いについて、

引用:Adobe公式サイトより

と書いてあるように違いとしては、
  • Illustrator:印刷系やロゴ、アイコン、イラストなど0から自分で生み出して作品を作る
  • Photoshop:写真やイラストなど元々あるモノを編集して作品を作る
あえて、作品という言い方をしましたが長年使った感想として、この2つの違いがあることに気づきました。

Photoshopは合成・加工、Illustratorは作成・制作って言葉がぴったりだよ。
ただPhotoshopでも簡単なイラストを描くこともできますしIllustratorでも加工や編集をすることができるので、どちらかが劣っている訳では決してありません。 自分がIllustratorを使うかPhotoshopを使うかは7日間の無料体験をしてみて決めるのが一番ですよ! Illustratorを最安値で買う方法:公式サイト?Amazon?

Illustratorでできること

ここからはIllustratorで出来ることを直感的に分かってもらうために0から10までの徹底的にIllustratorでできることを集めてみました。

イラスト

オブジェクトを組み合わせてイラストを作ることもできますし、元々紙に書いたイラストを写真で読み込んでイラストにすることも可能です。 Illustratorというソフトくらいですからイラストに関しては出来ないことがないというほど特化したソフトなので安心してください。

ペンタブレットを使った手書きからペンツールを使ったマウスでのイラスト、写真の輪郭に合わせて自動でIllustrator上に映してくれるトレースがイラスト作成で主に使う機能かな

ロゴ

Illustratorはベクターデータを扱うことに特化しているソフトでズームしてもボケて欲しくないロゴやタイトルなどを作成するのに適しています。

Jpeg写真とかはどうしてもズームするとボケちゃうからね・・・試しに下にjpegファイルとsvgファイルのロゴを貼っておくね!ズームすれば違いが分かりやすいと思うよ

Jpeg

ズームするとボケる(ラスター画像と呼びます。)

SVG

ズームしてもボケない(ベクター画像と呼びます。)

名刺

このようにIllustratorでは名刺を作るテンプレートもしっかり用意されていて、名刺の大きさにあったアートボード(イラストを描く画用紙のようなもの)を変更することで名刺サイズである3号〜7号など、自分の好きなようなサイズにあった名刺を作成することができます。

しっかりIllustratorには印刷機能もついているから名刺にあった紙と組み合わせれば世界に1つだけの名刺が完成するよ
参考 身近だけど意外と知らない!?名刺の大きさ・寸法印刷の現場から

ポスターやチラシ

Illustratorを使えば初心者でも簡単にポスターやチラシを作成することができます。上の写真はチラシ用無料テンプレート何ですが、手順を全て表示してくれるので初心者だった僕でも簡単にチラシを作ることができました。

年賀状

年賀状の大きさに沿ったテンプレートが揃っているので、あとは画像の配置・大きさや縦横の向き、コメントなどを決めておしゃれにアレンジすることで自分だけの年賀状を作り出すことができます。 文字編集や図形挿入など好きなようにできるので、今までの年賀状ツールに比べても自由度はかなり高めになっています。 参考 年賀状(年賀はがき)のサイズ・ピクセル用紙サイズ一覧.com

カレンダー

大きな1枚に365日をまとめるカレンダーも作れれば、1ヶ月×12枚のカレンダーを作成することも可能です。

グラフ

ExcelやNumberからデータを読み込んでIllustratorでグラフを作成し、おしゃれに編集することも可能になります。 グラフツールに関しては全部で9種類あるので自分にあったグラフが見つかります。 もちろんPowerPointやNumbersよりもオシャレにデザインすることができます。 【Illustrator】ツールバーの使い方まとめ:名称と機能、ショートカットまで全て解説 【Illustrator】グラフの要素をオブジェクト化してオシャレに編集できるようにする方法

アイコン

アプリアイコンからウェブサイトのアイコンも簡単に作ることができちゃいます。アイコンテンプレートもあるので、設定画面・ホーム画面・インストール中など様々な状況でデザインを確認することができるので無駄な手間を省きつつ自分の考えているデザインをそのまま反映することができます。

アプリアイコンだけじゃなくてサイトアイコンも作れるよ

LINEスタンプ

LINEスタンプを作ることもできます。こちらは手書きのものをiPhoneアプリとIllustratorを組み合わせて作成することができます。
  1. 紙にLINEスタンプにしたいイラストを書いてAdobe Capture CCで手書きのイラストを読み込みIllustratorに読み込ませる
  2. Illustratorで配置や編集など手書きのイラストからよりリアルなイラストへ編集・加工する
  3. LINEにスタンプ配布の申請を行う
のたった3つの手順であなただけのLINEスタンプを作ることができます。

LINE Creators StudioアプリとAdobe Capture CCが必要になるよ
LINE Creators Studio

LINE Creators Studio

LINE Corporation無料

Adobe Capture CC

Adobe Capture CC

Adobe無料

参考 LINEスタンプを作ろうAdobe

Webデザイン

IllustratorではWebデザイン設計からCSS管理までのWebデザインを行うことができます。テンプレートにはデバイス別の画面でサイトデザインの管理を行うことができます。 他にもIllustrator上で書いた図形をCSSプロパティとして出力してくれるので当ブログに貼り付けると・・・ このようにCSSデザインをいちいち自分で行う必要がなくなりました。最低限のCSSの知識があるだけで自分の好きなデザインをWebに取り入れることが出来、直感的で素早いCSS設定が可能になります。

Tシャツ

Tシャツのデザインも行うことが簡単にできます。Illustratorは紙だけでなくTシャツにもデザインをすることができます。デザイン後は印刷会社(プラスワンTMIXがおすすめ)に頼めばオリジナルTシャツを作ることができます。

Tシャツ制作はPhotoshopのような拡大に弱いビットマップ画像よりもIllustratorのような拡大に強いベクター画像の方が綺麗な仕上がりになるよ

プロダクトデザイン

多くの企業で商品パッケージに掲載するデザインをIllustratorで行っています。

Illustratorが苦手なこと

”Illustratorが苦手なこと=Photoshopと組み合わせて使う人が多い理由”と考えてもいいかもしれませんが・・・Illustratorは写真加工がほとんどできません。 Photoshopのように画像に入ったゴミの除去や美肌効果、写真にないものを追加加工するなど、画像に関する加工に関したはIllustratorは手も足も出ません。

Photoshopで編集した画像を使ってIllustratorで作るチラシの中に挿入したりする人もかなり多いよ
なので、写真加工がほとんどできないと聞いて・・・『え、まじか。けど、Photoshopもなぁ』と思った人は両方一緒に使うことで2つのソフトを最大限生かした使い方が出来ると思います。

原理を解説

Photoshopはテレビの液晶と同じようにラクターデータ(小さな点の集まり)で構成されています。

カラーの粗い小さな粒の集まりで表現されているから、どうしてもズームすると1つ1つの粗さが目立ってボヤけちゃうんだよね。
Illustratorは位置情報と色情報をもとに図形を作成するベクターデータ(位置や色など簡単な情報だけなのでズームしてもボケる心配がない)で構成されています。 この2つから言えることは・・・Photoshopは1粒1粒データを持つので情報量が多い写真に関する編集が得意、Illustratorは位置と色など簡単なデータで管理できるイラストや印刷物などに関する編集が得意ということです。

実際に使ってみるとIllustratorはデータ量が全体的に小さいからPhotoshopよりも動きが早いよ!
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