- P:Plan(計画)
- D:Do(実行)
- C:Check(評価)
- A:Action(改善)
PDCA・・・それはどこの企業でもプロフェッショナルの人も取り入れる世界で一番有名な”ビジネスツール”として世界中で使われる方法。 ですが、ぶっちゃけPDCAを回すこと自体めんどくさかったり、イマイチやり方が分からないなど・・・PDCA自体をよく思っていない人も多いのではないでしょうか?

鬼速PDCAってどんな本?
そもそも鬼速PDCAってなに?って感じている人も多いと思うのですが・・・ 日本で圧倒的売り上げトップの証券会社”野村證券”の営業やプライベートバンカーとして最年少記録を出し続けた冨田和成さんが書く”PDCAに関する本”になります。
※著者は独立して社長になった現在は経済金融メディアを運営しています。

仕事ができる人はそもそも一般人とPDCAの捉え方が違かった
まず本を読んで思ったことは一般人と”デキる人”はPDCAの捉え方が全く違うこと・・・普通の人は、
- 一番効率が良いから使う
- これを使えばスキルが磨かれる
- よく分からないけどPDCAが一番理想なんでしょ?
とぼんやり考えている人も多いかもしれませんが、仕事がデキる人のPDCAの考え方は全く違います。 それでは、デキる人のPDCAの使い方や捉え方をご紹介します。
成長できるそれぞれの要素でPDCAを使うことでスキルは爆発的に伸びる
例えば、皆さんが受験生だとして・・・”勉強”でPDCAを回します。 どうしても一般的なPDCAの考え方だと勉強という枠組みでPDCAを回してしまいがちなんですが、”鬼速PDCA”は違います。
勉強という枠組みだけでなく勉強の要素(時間、効率、環境)1つ1つにPDCAを回していきます。
この違いがあるだけで個人的に実践してみたところ
- ゴールを見失わない(めちゃくちゃ努力しているけど結果が出ない人に多い)
- 伸び悩んでいる原因が簡単に見つかる
- どんどん自分に必要なPDCAが見つかりPDCAを回すという行為を楽しめる
という3つのメリットがありました。
PDCAサイクルと聞いて想像する、丸く表現された一般的なPDCAのイメージだけを見ると、 PDCAサイクルはあたかもプロジェクトベースでひとつだけ回っているような印象を受ける。 これもありがちな勘違いであり、PDCAがわかりにくい原因でもある。 実際には、あらゆるPDCAには、さらにそれを含む上位のPDCAと、それを細分した下位のPDCAがある。引用:鬼速PDCAより
PDCAに終わりはない・・・自分と一緒に成長させるもの
PDCAは”目先”の目標を達成する(例:月収100万円稼ぐ、営業トップになる)ものではなく”人生単位”での成功・目標を達成するためのものになります。
- 一般的なPDCA:1つのツールとして使い捨て感覚で使用している
- 鬼速PDCA:自分とともに成長していくためになければならないツール
という違いがあります。 そもそもPDCAをしっかり細分化して、回していくだけで・・・Check(評価)の段階で新たなPDCAサイクルを発見して、どんどん自分の中でPDCAが大きく巨大なものになっていくよ。 こうして繰り返して継続をしていくと自然と”なりたい自分”に成長していきます。
入社当時はインストラクター役の先輩とは経験・知識のギャップを当然感じていたが、2、3年もすると、その時感じていた差は消えていた。毎日欠かさずPDCAを回していれば、数年のギャップなどあっという間に埋められる。引用:鬼速PDCAより

PDCAはマニュアル化のツールではなく逆算のためのツール
PDCAを上手に活用するだけで全てのタスクをマニュアル化できて頭を使わないで済むから便利で使っている!という人がたまにいますが・・・PDCAは”楽”をするためのツールではなくて”逆算”するためのツールになります。
例えば、必要な装備が分からないからといって持久力アップのためのトレーニングを開始しない理由にはならない。こう書くと当たり前のように聞こえるが、現実には完璧な計画が立てられないと実行フェーズに移せない人が大勢いるのである。引用:鬼速PDCAより
目標となるゴールを自分で決めてからの逆算で全て行動を起こしながら細かく細かく目標に必要な要素を分けてPDCAを回していくことが正しい使い方なので、 ただ単にあるプロジェクトで計画、実行、評価、改善を繰り返すだけでも目標に達成できると思ったら大きな間違いです!
鬼速PDCA流のPDCAの各要素の作り方が参考になる!
鬼速PDCAを自分なりに解釈をして、各要素のルールの決め方ややり方を手順でご紹介していきます。
P:計画(Plan)
私の感覚ではPDCAで失敗する人の50%はこの計画フェーズで失敗している。引用:鬼速PDCAより
- いつまでに達成する目標かを設定する
- 売り上げや点数など目標を数値化(可視化)する
ことを意識して設定しましょう。 出来るだけ・・・目標に達成するものは現実性のある1ヶ月後あたりを見据えたものがオススメです。
- 2ヶ月後までに売り上げを50万円から100万円にする
- 1ヶ月後までに偏差値を50から55に上げる
って感じで自分なりの現状を把握してください。
- この目標を達成するために何をすればいいの?
- 苦手分野を克服するのか?得意分野の伸ばすのか?
といった感じで自分なりあに目標に達成するた目にするべきことを紙に書き出します。
D:実行(Do)
次に計画したことを”実行”していきます。 実行って・・・計画したことをやるだけでいいんでしょ?と思いがちですが・・・次の3つのパターンで実行できずにPDCAが失敗してしまうことがあります。
- 計画づくりの時点で妥協や自分への過度な評価をしてしまい実行できないで終わってしまう
- しっかり何をやるべきかが明確にならないまま計画を終えている
- 全くチャレンジしたことがないことでチキってしまい何もできない
1から計画を立て直すことです!
どうしても一度計画したことはやり遂げたいと思い中途半端な状態で継続して結果が出ないパターンが多いので、計画がおかしいと思ったらもう一度計画から始めましょう。 >> 本ではもっと詳しく明確に書いてある!Audibleの30日間無料体験で読む
C:評価(Check)
計画と実行をした後に”目標”を達成できたのか?を確認する作業”評価”をするんですが・・・これは次の3つを把握することが大切だと感じました。
- まずは評価をすることを忘れない!(やりっぱなしの人意外と多い)
- 計画で数値化した目標にどれだけ近づいたのか確認
- できなかった場合は原因追求(計画と実行を見直し)、達成した場合はどうしたらもっと伸ばせるのかを確認
評価をすることです!
A:改善(Action)
もう評価もしたし・・・いいっしょと思うかもしれませんが改善はまた次のPDCAサイクルを計画するときに役立ちます。 改善で必要なこととしては、
- 評価を踏まえて次にどんな計画をするべきかを考える(できなかった原因などを踏まえて)
- 最大5つまで改善する点を絞って優先順位をつける
- 大きな改善は必要かを判断する
どんな人が読むべき本?
鬼速PDCAを読んでみて・・・どんな人が読むべき本になっているのかをご紹介していきます。
人から言われた泣く泣くPDCAを回している
上司に言われたから。先輩に言われたから。凄そうな人が言っていたから。 このような理由でPDCAを回している人は”なんで回さないといけないの?”と疑問に思う人も多いと思います。 この本を読むとしっかりPDCAの効果から方法、応用法まで載っているので理解していない人でも楽しめますよ!
PDCAを回しているのに結果が出ない
PDCAって回せば結果が出るんじゃないの?と無意識的に感じている人って実は多いと思います・・・。
根本からPDCAを理解したい
鬼速PDCAと言いますが・・・この本はただ方法を書いてあるだけでなくて、”なぜ?”からしっかり解説をしてPDCAの根本を理解してから目標への最短ルートを作るPDCAを教えてくれるので、全く理解出来ていない人でもぼんやりとしかわかっていない人にもオススメです。
まとめ
今回はPDCAの回し方に困っていた僕が”希望の光”を見つけることができた本の紹介をしました。 目標達成に困っている人や最短ルートを知りたい人は間違いなく参考になる本なのでぜひ楽しんでください!
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