写真加工アプリや写真投稿SNSとして人気が高いPicsArt。スマホの写真だけでなく一眼レフの写真までもプロのレベルで加工ができますよ!

写真加工アプリとしてだけではなく、写真投稿(SNS)としても人気を誇るPicsArt。
エフェクトや美顔効果だけでなくフレームやテキスト入力までなんでも出来てしまう機能と使いやすさで、写真加工アプリの中でもトップクラスの人気を誇ります。
SNSとしては、全体的に写真の完成度が高く芸術的な作品が多い印象です。
目次
- 1 PicsArtの始め方
- 2 PicsArtで出来る加工一覧
- 2.1 ツール
- 2.2 切り抜き
- 2.3 切り抜き
- 2.4 自由切り抜き
- 2.5 図形クロップ
- 2.6 コピースタンプ
- 2.7 ゆがみ
- 2.8 うごき
- 2.9 選択
- 2.10 トーンカーブ
- 2.11 修正
- 2.12 エンハンス
- 2.13 分散
- 2.14 ミニチュア風
- 2.15 遠近感
- 2.16 リサイズ
- 2.17 反転/回転
- 2.18 エフェクト
- 2.19 美しくする
- 2.20 自動
- 2.21 スムーズ
- 2.22 美顔補正
- 2.23 美肌補正
- 2.24 スキントーン
- 2.25 ヘアカラー
- 2.26 詳細
- 2.27 アイカラー
- 2.28 ホワイトニング
- 2.29 赤目補正
- 2.30 ステッカー
- 2.31 文字
- 2.32 写真の追加
- 2.33 四角のに合わせる
- 2.34 ブラシ
- 2.35 枠線
- 2.36 アートレイヤー
- 2.37 ペイント
- 2.38 レンズフレア
- 2.39 図形マスク
- 2.40 フレーム
- 2.41 吹き出し
- 3 PicsArtの公式YouTubeチャンネルは編集・加工の勉強になる
- 4 まとめ
PicsArtの始め方
いまいちPicsArtの使い方がわからない人に向けて、まずは始め方をご紹介していきます。
メールアドレス、 LINE、 Facebookの3つの登録方法があります。
加工を行うだけで登録したくない人は右上のスキップボタンで大丈夫です。
もしもSNSとして写真や動画を投稿したのなら登録は必須になります。(プロフィール作成時に登録が必須。)
ここで有料版の広告が入り、有料じゃなきゃ使えないと勘違いしやすいですが左上のをクリックすれば閉じることが出来ます。(有料にすると編集・加工の幅が広がります。)
これで使えるようになりました。
PicsArtで出来る加工一覧
PicsArtを使ってできる加工を全てご紹介していきます。
ツール
写真そのものや写真の構造を変えてくれるツールは、PicsArtでは全16種類搭載されています。それぞれBefore/Afterの図解を使用して解説していきます。
切り抜き
正方形
3:4
3:2
16:9
Square(Instagram)
ポートレート(Instagram)
ストーリー(Instagram)
投稿(Facebook)
カバー(Facebook)
投稿(PicsArt)
投稿(Twitter)
ヘッダー(Twitter)
YouTube
全13種類の縦横比テンプレートが用意されていて、さらに写真を-45度〜45度まで傾けることができます。
全て無料で利用可能です。
切り抜き
ポートレートで使える写真から好きなだけを切り抜くことができる切り抜き。PicsArtでは人物写真で便利な自動検出機能(写真の中から人物を自動で検出してくれる機能)がついているので、今までめちゃくちゃ時間がかかっていた切り抜きも10秒ほどで完成します。
自由切り抜き
上の切り抜きとほとんど同じ機能。写真の中から手動でなぞってエリアを決めて切り抜きたいときに使う機能です。
手動だけじゃなく人物自動検出も自由切り抜きで使えるので、切り抜きに関しては自由切り抜きを使っておけば問題なし!
図形クロップ
全43種類の図形を使用し、好きな位置・大きさを指定した図形で切り抜いてくれる機能が図形クロップです。切り抜いた後に図形の枠線の太さや色も自由に変更することができます。
コピースタンプ
Snapseedのシミ除去と同じような機能で、ポインターで指定したポイントと全く同じ背景をブラッシングすることができる機能になります。
- クローンとなる領域をポインターで設定(大きさ変更可能)
- ポインターの設定が完了すると自動的にブラッシングに切り替わり設定(大きさ・透明度・硬度変更可能)
- なぞるとポインターも連動して動きブラッシングした場所がポインターと全く同じ背景になる
この手順で使用しますが、初めはかなり難易度が高めで不自然な仕上がりになってしまいます。ゴミや人を消すこともできますが、使用する背景としてはシンプルかつ色が統一されている写真で使うのがおすすめです。
ゆがみ
ワープ:ドラッグした方向に写真内部が変形
渦巻きCCW:長押しした分だけ反時計回りに写真内部が回転する
渦巻きCW:長押しした分だけ時計回りに写真内部が回転する
絞り込み:長押しした分だけ写真内部が吸い込まれるように吸引される
膨張:長押しした分だけ写真内部が押し出される
復元:長押しした分だけ写真が元の姿に戻る
全6種類のゆがみの種類で大きさとパワーを変更でき、ドラッグすることで種類に合わせたゆがみが写真に反映します。固定ブラシが重要で、ゆがませたくない場所を始めに指定してゆがみを行うことで不思議な写真に仕上がります。
うごき
動きは選択した範囲を動かした方向に指定したカウント(表示個数)・透明度・合成形式が合成される機能。うごきを出す表現加工なので『うごき』という名前なだけで動くわけではありません。
ちなみに動きの合成形式である通常・スクリーン・加算に関しては加算とスクリーンを正しく使い分けて綺麗な光を描くヒントが参考になります。
選択

全7種類の選択方法で選択した範囲を切り取り・コピー・切り抜き・エフェクト・修正の効果を与えることができます。選択方法は下の7つになっています。
ドラッグすると四角の範囲を選択できる
ドラッグすると丸の範囲を選択できる
自動で人物を検出してくれる
ブラシでなぞった部分が選択される
消しゴムで選択された部分を解除できる
なぞって囲った範囲を選択
選択された部分は選択解除、選択されていなかった部分は選択と反転する
トーンカーブ
トーンカーブは明るさやコントラストをグラフを使い編集します。PicsArtではトーンカーブは赤・緑・青・全種類の4種類搭載していて、繊細に全体のコントラストや明るさを変更することができます。
ぶっちゃけPhotoshopのような本格的な写真加工ソフトを使ったことのない人にとったら、かなり聞き慣れなくて難しい言葉ですが理論的には簡単な機能です。
- グラフの横軸は明るさ(左が写真で一番暗い部分・右が写真で一番明るい部分)、縦軸は色の情報量(一番上が白『R255,G255,B255』・一番下が黒『R0,G0,B0』
- タップすると関節のように固定するポイントを追加できる(削除は ゴミ箱マークをタップ)
- ポイントを上に動かす=白に近づける=明るくする、ポイントを下に動かす=黒に近づける=暗くする
この3つのポイントをしっかりと頭に入れておけばトーンカーブを使いこなすことができますが、トーンカーブは経験上言葉で覚えるよりも手で動かして実際に編集しながら体で覚えた方が直感的に覚えることができます。
上の図解のように左の暗い部分を上に上げると写真全体が明るくなる(写真の暗い部分が白に近づく)、右の明るい部分を下に下げると写真全体が暗くなる(写真の明るい部分が黒に近づく)。
ポイントを上に上げると白に近づくので写真全体が明るくなり、ポイントを下に下げると黒に近づくので写真全体が暗くなる。
これを応用して写真の明るい部分のポイントを上げ(明るい部分をさらに明るくする)、写真の暗い部分のポイントを下げ(暗い部分をさらに暗くする)ると写真全体のコントラストが上がる!
PicsArtはこれを赤・青・緑・全体の4種類に分けて変更することが可能。
写真の明るい部分と暗い部分の差の大きさを示す言葉。
修正
明るさ:写真全体の明るさを調節します。
コントラスト:写真の明るい部分と暗い部分の差を調節します。
透明度:写真の透明度を変化させます。
彩度:写真全体の鮮やかさを調節します。
色相:写真全体の色関係を変更させます。
シャドー:写真の暗い部分の明るさを調節します。
ハイライト:写真の明るい部分の明るさを調節します。
色温度:高くすると写真の色温度が下がり(赤みをます)、低くすると写真の色温度が上がる(青っぽくなる)
スマホアプリの写真加工を使ったことのある人なら馴染みの深い修正。
エンハンス

エンハンスは写真の輪郭を調整する編集になります。エンハンスは高いほど輪郭を明確にし、色もはっきりします。
エンハンスは写真の鮮やかさである彩度も変更できます。
分散
ゆがみ:どれくらいの距離分散させるか調節する
サイズ:分散した1粒1粒の大きさを調節する
ダイレクション:分散される方向を調節する
フェード:分散の薄さを変更します。
ブレンド:通常・乗算・焼き込みカラー・比較(暗)・比較(明)・スクリーン・オーバーレイ・ソフトライト・ハードライト・差の絶対値で分散と写真全体を混合させます。
選択した範囲を1粒1粒分散させることができる機能です。変更後はパラパラ近未来的でアーティスティックな世界観に仕上げることができて人気が高い機能です。

ミニチュア風
リニア(一列)・ラジアル(円)で中心部分を決めて0~100の量を変化させてミニチュア風にすることができます。
遠近感
写真を横・縦指定した方向に-45度~45度で傾けて写真に立体感を持たせます。
リサイズ
画像のサイズを変更します。
反転/回転
右に90度回転・左に90度回転・180度反転(横)・180度反転(縦)の4種類で変更可能です。
エフェクト
写真全体にテンプレートで用意された効果を適用することができます。有料でしか使えない効果もたくさん用意されています。
- FLTR:写真のフィルターを変更。ほとんどが有料になります。全48種類
- FX:『フレームワーク』の略で写真そのものの構造を変更します。全68種類
- マジック:まるで魔法をかけているかのようにガラッと写真の世界観が変わる加工で全て無料で使用できる
- ぼかし:GBlur・ぼかし・ぼかし(レンズ)・ぼかし(柔)・モーションブラー・フォーカルズーム・ぼかし(波紋)とぼかしに関する設定を行う
- アーティスティック:油絵や鉛筆画など写真に芸術に関する加工を行う
- ポップアート:
- ペーパー:写真そのものの質感(古紙・羊皮紙・ノート・木目・壁・レンガ・ひび・ロマンス)を変えます。
- ゆがみ:写真内部のゆがみ(小惑星・ミラー・ピクセル化・つまむ・フィッシュアイ・渦巻き・大回転・チョップ・ファン・波紋)を変更
- カラー:写真の色に関する設定(カラースプラッシュ・色の置き換え・カラー化・色相・ネガ・反転・彩度)
9種のテーマに分かれてエフェクトを追加できるようになっているので写真に合わせて使ってみてください。加工初心者でも簡単に使えるので直感的にプロのように加工を行えるのが魅力的。
1つ1つの効果で効果アイコンをタップすると適用量などの詳細設定が行えるのも頭に入れておきましょう。
美しくする
特に女性に人気が高い美顔効果に関する全10種類の加工・編集機能を見ていきましょう。
自動
美顔効果を自動で適用してくれます。0~100の範囲で設定でき、数値が高いほど肌が滑らかになりシミ・にきびなどが見立たなくなり肌が滑らかになります。
スムーズ
0~100で数値設定をして肌を滑らかに見せたい部分をブラシでこすることで適用される機能。
美顔補正
顔に関する補正でブラシでこすった部分の肌のツヤだけでなく滑らかさも調節してくれます。
美肌補正
にきびやホクロなど消したい部分をタップすることで削除されます。なので、写真としての変化はそれほどありませんが顔がズームの写真ほど効果が期待できます。
スキントーン
肌を自動検出して肌を好きなカラー・明るさに調節できる機能です。
ヘアカラー
髪の毛を自動検出して好きな色に染めてくれる機能。ですが、ぶっちゃけまだまだ精度が低く自然な染め方にするのは難しい。
詳細
目や唇に適用するブラシでこすった部分が強調される機能。0~100で調節可能。
アイカラー
カラーコンタクトをつける感覚で目の色を変化させることができます。消しゴムの使い方が重要でしっかり目の大きさと形を元の自然なものと一致させましょう。
ホワイトニング
歯を美白にしてくれる機能。歯を自動検出して設定した美肌(0~100)にしてくれます。
赤目補正
光の関係で目が赤くなってしまっているときはこの機能を使い目のポイントを合わせることで赤目を修正することができます。
ステッカー
PicsArtにはたくさんのステッカーが完備されています。有料じゃなければ使えないステッカーもたくさんありますが、個人的にステッカーはほとんど使わないので全然無料で満足しています。
文字
写真にテキストを入力して編集することができます。用意されているフォントは全て英語用なので英語でテキスト入力した方がおしゃれに仕上がりますよ。
フォント:フォントの種類を変更
色:字の色を変更
ストローク:字の枠線の太さ・色を変更
透明度:字の透明度を変更
ブレンド:字と写真の関係性を変更
シャドー:字の影を設定
行間:行の間の設定
写真の追加
写真を1~10枚まで追加して写真の上に貼ることができます。追加した写真にも大きさや透明度・ブレンド・切り抜き・エフェクト・修正・反転/ 回転・枠線・フレーム・図形クロップ・自由切り抜きの加工をすることができます。
四角のに合わせる
写真比率に沿って余った部分をおしゃれに加工することができる機能。ツールの切り抜きと同じように比率を変更して余った背景部分に色・背景(デザイン)・画像を適用することができます。
ブラシ
ぺん
点線を書ける
ネオン(線から光を話すペン)
特殊な柄
4種類からペンの種類やカラーを決めれば後は、自由に書くことができます。ブラシのサイズと透明度も自分で変えて書くことができます。
枠線
外側・内側に好きな色や太さの枠線を設定することができます。
アートレイヤー
アートレイヤーはイメージ的には『芸術的な層を重ねる』ということです。元々の写真の上に光を使っておしゃれなレイヤー(層)を重ねた加工になります。100種類以上を余裕で超えるほど豊富なアートレイヤーが用意されていますが、ほとんどが有料になります。
ペイント
色々なブラシ(全31種類)が用意されていて、色や太さ・透明度を設定して写真の上から好きなように文字を書くことができる機能。
レンズフレア
強い光(太陽)に対して逆光で写真撮影をすると映るゴーストやフレアを写真加工でおしゃれに追加することができます。
全57種類ものレンズフレアが用意されていて、設置した後に大きさ・配置・色相・透明度・ブレンドを変更することができ、かなり自由度が高いです。
図形マスク
全70種類から好きな図形を選択し、その図形を切り抜いた層を作ることができます。背景にはパターン(模様)も用意されていたり透明度や色を自由に変えることができます。
フレーム
写真の額縁を選び写真に適用することができます。たくさんのフレームが用意されていますが、多くが有料となっています。
吹き出し
写真に吹き出しを挿入します。全13種類の吹き出しとコメントを選び挿入してから色やフォント、透明度、ブレンドを設定します。
PicsArtの公式YouTubeチャンネルは編集・加工の勉強になる

PicsArtは編集・加工のやり方やコツをYouTubeでまとめています。今回紹介した基礎的な加工を使用してもっと芸術的な編集のコツを紹介しています。もっと写真加工の腕を磨きたい人はYouTubeチャンネルもチェックするのがおすすめです。
まとめ
PicsArtでできる加工を全てわかりやすく解説しました。ここまでの機能を無料で使うことができるアプリは、なかなかないのでぜひ一度利用してみてはいかがですか?
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