Illustratorのアピアランスを分割するという意味や使い方、使う理由などを世界一詳しく解説していきます。
目次
アピアランスを分割するとは?
そもそもアピアランスとは英語でappearanceと書き、”外観”・”容姿”・”外見”などを意味する英語です。 Illustratorでは
- 塗り
- 線
- 効果
- 不透明度
の4つのアピアランス属性(アピアランスに影響する要素)があります。
アピアランスパネルの要素を分解する機能
として覚えておきましょう。 今回の場合は長方形で解説していきますが・・・図形でもテキストでも”塗り”と”線”があります。 1つのオブジェクトには塗り、線、効果、不透明度の4つのアピアランス属性があるんですが・・・ ”1つのオブジェクトに4つのアピアランス属性”を”1つのアピアランス属性で1つのオブジェクト”にしてくれるのがアピアランスを分割する機能になります。
といったように1つだったオブジェクトが塗りと線で2つのオブジェクトになっていることが分かります。
- 選択ツールで対象オブジェクトをクリック
- アピアランス欄の右下の”・・・”をクリック
アピアランスを分割する方法
アピアランスを分割することができました。
アピアランスを分割する理由とメリット
”アピアランスを分割する”を使う3つの理由とメリットをご紹介していきます。
アピアランス属性1つ1つで編集できる
塗りと線で違った効果を反映させたいときなど1つのオブジェクトを複数のオブジェクトに分けて編集したいときに使います。 例えば・・・下の丸で塗りと線に違った効果をかけたいときでも、アピアランスを分割しない限り永遠に線だけが変わってしまいます。 そこでアピアランスを分割を適用しグループ化を解除してからそれぞれで編集をすることで塗りと線で全く違った効果を適用することができます。
より細かい編集になると、使うことが多くなります。
アウトラインで見ると変化がないからアピアランスを分割する
と一見塗りや線を違ったものにしてもアウトラインで表示すると見た目で判断できなくなります。 でも、しっかりとアピアランスを分割することによって、形がそのままアウトラインになります。
Illustrator以外のソフトでアピアランスを分割していないオブジェクトを見ると化ける
Illustratorで作成したオブジェクトを他の会社のソフトで読み込もうとすると形の情報であるアウトラインを読み込んで開くため せっかく編集しても、アピアランスを分割するとこのように全く同じただの長方形になってしまいます。 そのためアピアランスを分割してそれぞれのオブジェクトに分解しておくことで、どんなソフトで開いてもしっかりと見れるようになるんです!
アピアランスを分割するときの注意点
アピアランスを分割すると効果や塗り、線で設定した情報を失います。
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