斜線構図で奥行きとリズムを表現する

更新日:2017年12月16日

みなさん,こんにちは!斜線構図をたくさん使うTatsuyaと

福丸

福丸です♪
写真を撮る時の構図というのは,色々な種類があるんですがその1つである斜線構図というのはご存知ですか? 無意識で写真を撮る時に斜線構図で撮っていることも多いんでは?頭に入れて撮ることで写真に様々な効果があるんです!   今回は斜線構図についてお話ししていきます!  

斜線構図とは?

斜線構図というのは,対角構図とも呼ばれる構図です.   この斜線構図とは,写真に対して斜めに被写体を配置する構図です.   対角構図とも言われている理由としては, 写真の対角線にそって被写体が配置されているからです. 写真を使って説明すると,

福丸

ちなみに僕がどこかに隠れてるよ♪
  写真の中にも赤の斜線がある通り,これが斜線構図です. この斜線構図は,きっちりと線状に被写体を持ってこないといけないということではなく,大体のイメージで斜めになっていると効果があります.   上の写真のような草むらだったり,木だったりがまっすぐ並んでいるのを写そうとすると斜線構図で撮ることになるので無意識で斜線構図で撮る人が多いんです!

斜線構図の特徴

では,この斜線構図というのは写真にどういった効果が出るのでしょうか?   ずばり!!!斜線構図はリズム感と奥行きです

リズム感

ここでいうリズム感とは,写真の中で動きであったり滑らかさ・臨場感を表現します. リズム感のある写真は見ている人の興味を引き付ける力があり,より写真の世界観に入ってしまいます.この斜線構図というのは基本的に動きのない被写体を撮影するときに使うのですが,動かない被写体に斜線構図というのはとっても有効で動かない被写体に出来るだけ動きを出してあげます.

奥行き

奥行きは,写真での長さを表現するときに役に立ちます.また,奥行きを表現することで写真が立体的に見え写真のコクが深まります. また奥行きは高さでも言えることで,ビルなどの建物で斜線構図を使うことで奥行きが出る,つまり高さを表現することが出来ます.   この奥行き感というのは,三角構図でも表現できます.

斜線に沿ってはいけない!?

この斜線構図は,斜めの線にこだわり過ぎてもダメです.なぜなら,この斜線や対角線を意識しすぎると奥行きやリズム感はなくなってしまいます.

福丸

やり過ぎは良くなってことね!
なので, 写真の対角線に沿って被写体を配置するのではなく, 被写体に沿って斜線を配置することが大切です.

斜線構図で相手の目を操る

斜線構図がどんな効果があるのかというのは分かりましたか?それでは,それを使ってどんな写真を撮ればいいのかという話ですが,斜線構図を初めて撮る方は出来るだけ自分で決めた斜線の上に撮りたい被写体を配置してみましょう.   そうするだけで写真に奥行き感とリズム感を生むことが出来ます.
この写真は手すりを使った斜線構図となっております.ピントを手すりに合わせておくことで自然と目が手すりの先の方を追っていきます. なので,説明しなくても勝手に見てる人が斜線構図にしてくれるのです.斜線構図によって自然と写真に奥行きが表現されて立体的な写真に感じてくれます.  

最後に

今回は,斜線構図についてお話ししました. 構図は,非常に大切です!構図がダメだと被写体が台無しになってしまいます.   みなさんも頭に入れて写真を撮ってみて下さい

福丸

撮ってみてね♪
では,また・・・

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